株価=利益×人気

2017年8月18日

いうまでもないが株価は、日々変動する。

なぜ株価は、変動するのか?ごく当たり前のことのようであるが、この問いに具体的に答えられる人は少ない。

株価が動く要因を2つの株価指標を使って、説明したい。株式投資をするのであれば知っておきたい株価指標である。

その1.EPS(一株当たり利益)

EPS=当期純利益/発行済み株式数

当たり前であるが、発行株式数に変動がなければ当期純利益が増えれば一株当たり利益は高くなる。

その2.PER(株価収益率)

PER=株価/EPS(一株当たり利益)

PERは、人気の尺度であり、一般的にPERが高い企業のほうが低い企業よりも人気(期待)が高いということである。

中学生でもわかるが、その2の公式は、以下のように分解できる。

株価= EPS(利益) × PER(人気)

今、世界で一番注目されているアマゾンを例にとってみる。

2016年12月(実績) EPS=5ドル、PER=192倍 株価は、現在960ドル近辺で推移している。

日本株と比較してやや割高と言われている米国株インデックス S&P500の予想PERは、18~19倍、ナスダックが21倍である。
アマゾンのPER192倍という倍率で、アマゾンの人気がいかに突出しているかわかるだろう。

ちなみに日本で一番大きな会社はトヨタ自動車であるが、EPS=588円 PER=10.42倍 株価は、現在6000円近辺で推移している。最近、トヨタのみならず自動車メーカーのPERはかなり低下している。これまで花形産業であったが、トヨタのPERから見ても自動車メーカーへの期待は大きくないことが分かるのだ。世界的にガソリン車から環境にやさしい電気自動車への大転換が迫られており、自動車各社メーカーの将来利益に対して不安視されているのかもしれない。10年後、日本で一番大きな会社はトヨタではないかもしれない。

株価は、利益と人気の掛け算で決まるということを知っておいてほしい。